
レース前日の午後から降り出した雨は当日に止み、朝起きたときには太陽が顔を出していた。
今回はいつものJシリーズに加え、オリンピック選手選考レースだ。僕自身いつものレースと感覚は変わらない。でも周りの応援は激しい。
いつも以上に緊張している。こんなに緊張するのは、最初のレース以来だ。レース3時間前の食事も喉を通らないのでゆっくり食べる。なんだか周りのペースにのまれている・・・こんなはずでは。
会場に着くとすごい盛り上がり!!
レース前の召集が開始されるぎりぎりまで音楽を聴き自分の世界に入り込み、緊張は徐々に収まっていく。3人目にコールされ、右側を選びスタートを待つ。
レースが始まった。
スタートは抑えて3、4番手で行く作戦どおり、4番手でシングルに入っていく。アスファルトの上り手前で2番手につき、上りだした頃に先頭に立った。上りきったところで再び2番手にまわったが、あせる必要はない。
根っこの多いシングルでは29インチバイクのメリットを大きく生かせるが、生かしすぎてしまい前の選手に接触。その後若干リズムを崩し、1周目を終えたときには前と少し差ができてしまった。しかし、焦りが出てきてなかなかうまくバイクを操れない。
2周目のアスファルト区間で後ろから竹谷選手の姿が。追いつかれてしまい、後ろに回る。シングルに入り下りはじめると、竹谷選手が根っこにタイヤを取られストップしていた。フロントタイヤから空気が漏れる音がしている横をパスし、また2番手で走り出す。
3周目は一人、前とは1分以上の差があるだろうか?ペースが上がらない・・・。4周目から気持ちを入れ替えることができ、ペースアップ。前との差が縮まりだした模様。
5周目も乗れている!いい感じだ。でもサスペンションのロックアウトがロックしたまま戻らない。土が入りこんだのだろう。手で無理やり戻す。
前の選手も踏みこんでいる。ここからなかなか差が縮まらないが、開きもしないままラスト周回に入る。最後!出し切ろうとひたすら踏む。最後のアスファルトを上りきった、あと少しのところで前の選手がゴールしたと知り、気持ちが切れてしまった。
今年初で、29インチになってからも初の表彰台でもある。久しぶりの表彰台にホッとした。
今年から自分のそばで、いろいろとアドバイスをくれるメカニックの堂城さんがすごく喜んでくれた。第1戦、第2戦と慣れない29インチに乗るなか、Mr29の堂城さんが一緒に悩み、 問題を一つ一つ解決してくれた中での2位。
ゴール後、最後の何か一つがかみ合っていないと堂城さんに相談すると、解決策を教えてくれた。「この人のためにも29インチで表彰台の真ん中に立ちたい」と、思えたレースだった。
最後に、コースサイドでの沢山の応援!!ありがとうございました!
スポンサーの皆様、ありがとうございました。
