
今年から、世界選手権もエリートクラスでの出場。自分がどの程度の位置で走れるのかを試すいい機会だと思い、レースは思いっきり走るだけだと気持ちを固めた。
コースはかなりテクニカルだが、昨年のワールドカップのときに同じコースで参戦しているため、難なくこなすことができた。それだけでも気持ちに余裕ができて、いい感じで当日を迎えられた。
スタート位置はUCIポイント順でのコールであり、僕は後ろから2列目に並ぶ。コースレイアウト的には、スタート後しばらくはジープロードのような広めの道を走り、その後一気にシングルトラックの上りに入っていくため、渋滞が予想される。なんとか広い場所で前に上がっていきたいところだ。
スタート後、広めのジープロードはまるで満員電車状態・・・。前に上がることもできず、ただただ付いていく。今すぐにでも落車が起こりそうな感じだ。そして案の定、目の前の選手が落車してブレーキング。失速したが、またマックスでダッシュする。
前集団に追いつこうと精一杯こぐが、その後シングルトラックに入って、また渋滞。こんな渋滞は数年ぶりに味わう。バイクを降りて、皆一列に並びバイクを押している。こうしている間に、トップを走る選手とは差がどんどん開いていく。
それでも、なんとか渋滞を終え、一列になってハイスピードで下っていくが、何度もストップ&ゴーが繰り返される。下りでは、遅い選手を無理やりスピードを上げて抜いていく。
そのうちに、スタート地点に近づいてきた。
しかし、ここでまさかのミス!アップアップになっていた体ではうまくジャンプを跳びきれず、リアタイヤを埋まっている石に当ててしまったのだ。プシュプシュと音がしているが、タイヤの中のパンク修理剤がなんとか穴をふさいでくれるのを走りながら待つ。エアーは少しずつもれ、リムが当たりだした。ここで持っていたチューブとボンベでパンク修理をし、再び走り出す。
空気が満タンまで入りきらず、タイヤはフワフワするがそんなことは気にせず全開で漕ぐしかない。シングルを上って、ガレガレの場所もリアタイヤに気を使いながら走っていたが、ここでもう一度リムを打ち、チューブに穴があいてしまった。
そこからテックゾーンまで走り、なんとかホイールを取り替え、再び思いっきり漕ぐ!もう何周いけるかなんて分からない。でも、あまりにも時間がかかっていたのだろう。次の周回には入れず、ここで規定の80%ルールにより強制終了。ここで今年の世界選手権が終わってしまった。
このままではレースを走り切ったという感覚が全くなく、翌日に開催されたショートトラックに参戦。昨年の世界チャンピオンや昨日5位だった選手など豪華メンバーに混じって、30分ほどのレースをなんとか同一周回で走り切り、レースを走り切った感覚を味わうことができた。
今回、初めてエリートクラスに参加し、アンダーの時とは違うスピードを感じることができた。その感覚を忘れずに今後のトレーニングに生かしていきたい。
今回の遠征を支えてくださった皆様、応援してくれた皆様、ありがとうございました!!世界の舞台でしっかり走れるよう鍛えていきます!

2009年